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京急1000形電車(けいきゅう1000がたでんしゃ)は、2002年(平成14年)4月15日に営業運転を開始した〔 京浜急行電鉄の通勤形電車。1959年(昭和34年)登場の初代1000形と同時に営業運転に使用された期間があり、区別のため本形式は新1000形と呼称される〔などに「新1000形」と紹介されているほか、本項の参考文献として取り上げた全記事で「新1000形」と紹介されている。〕。1000形と700形の置き換え用として、2100形の車体や主要機器をベースとして設計され〔 、快適性の向上、環境への配慮、省エネルギー化、保守の低減などを目指した〔。製造時毎に各種設計変更が行われているが、特に2006年までの製造車はアルミ軽合金製塗装車体、ドイツ製主制御器・主電動機を採用した〔一方、2007年以降はステンレス製無塗装車体、日本製主制御器・主電動機に変更された〔ことが特筆される。 本項では、特記のない限り、各種文献に倣い、京急本線上で南側を「浦賀寄り」または「浦賀方」、北側を「品川寄り」または「品川方」、東側を「海側」、西側を「山側」と呼ぶ。編成番号は浦賀方先頭車の車両番号で代表する。また、「新1000形」は本形式、「1000形」は1959年(昭和34年)登場の1000形(初代)、「700形」は1967年(昭和42年)登場の700形(2代)、「600形」は1994年(平成6年)登場の600形(3代)を指すものとする。文中の編成表では左側を浦賀方とする。また、本形式についてはアルミ合金製車体の編成群(1 - 5次車)を「アルミ車両」、ステンレス製車体の編成群(6次車以降)を「ステンレス車両」と呼ぶ。 == 概要 == 都営地下鉄浅草線への乗り入れ規格「1号線直通車両規格」に基づいた、全長18 m、片側3扉の車両である〔。外観デザインは2100形の三次元曲面を踏襲した形状とし、正面向かって左端には非常用のスイングプラグドアを設置した〔。座席は1 - 5次車では客用扉間にはロングシートを、車端部にはクロスシートを採用した〔が、6次車以降は車端部もロングシートとされた〔。 車両番号は、車種にかかわらず浦賀寄りから連番とされた。8両編成は百の位を0として1001から〔、6両編成は百の位を3として1301から〔、4両編成は百の位を4として1401から〔付番されている。各製造時の車両番号は製造時のバリエーションを参照のこと。 第1編成は2002年2月23日に竣工〔、3月23日・24日に試乗会が行われた 〔。直通運転先の各社に乗務員訓練などのため貸し出された後、4月15日から自社線内で営業運転を開始〔、6月25日から都営浅草線、8月30日から京成線高砂まで、9月4日から北総線への乗り入れ運用に充当された〔。 2015年3月31日現在、8両編成22本(176両)、6両編成10本(60両)、4両編成23本(92両)の計55本・328両が在籍し、京急で最大車両数の形式である〔。 ファイル:Keikyu-N1000-ALcar.jpg|アルミ車両の外観 ファイル:Keikyu-N1000-SUScar.jpg|ステンレス車両の外観 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「京急1000形電車 (2代)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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